母子登校が始まって、約1ヶ月半。運動会も楽しく終わり、朝顔の水やりのおかげで教室までついて行かなくても大丈夫になった6月。
だんだん暑くなり、私も徒歩でついて行くのがさすがに厳しくなってきた。毎日、学校までの往復の後に、幼稚園までの送り迎えの往復と付き添い…
アシクビイタイ…(笑)
それでも、私と行くことで学校に行けるならそれで良い(๑‾᷆д‾᷇๑)キリッ✧
ある日、
一度、学校で待ち合わせてみたらどうだろう…
と、ふと思いついた。登校班の高学年も優しくて、私たち親子をとても気遣ってくれる。
本当に小学生なのか?と思うほどの自然な心遣いのかたまり。
登校班に恵まれ、学校も大好き。
ただ相変わらず、私と離れるのが寂しい…
ならば、一緒に登校しなくても学校に私がいれば安心するんじゃない?
にいちゃんに提案してみると、
大丈夫!
この勢いは良い兆しだと、早速挑戦することにしました。
しかもこれなら、自転車が使える!
途中までは少し距離をとりつつ見守って、先回りするために別の道へ。
学校までは徒歩で15分ほど。ただひたすらまっすぐな道のりで、最後に歩道橋を渡って降りれば、学校の門が目の前に。
すると、歩道橋を走って降りてくる子がいる…後ろから一生懸命追いかける2人のおにいちゃんおねえちゃん。
あ、あ、あ…あの走ってる子はまさか…
やだーん、うちの子やん。
にいちゃん、今にも不安に押しつぶされそうな顔して走って降りてきた(●・̆⍛・̆●)
あんな顔見たことない
ずっと後ろを走ってついてきてくれた2人の高学年のおにいちゃんおねえちゃん曰く、私と離れてからはずっと走っていたと。
それなのに何一つ嫌な顔せず、怒らずずっと走ってついてきてくれた2人に感謝…
息切れと汗がハンパないけど…(ToT)
これは2人に申し訳ないし、あんなにいちゃんの表情を見て、この作戦は一回で終了。
でも決して失敗なんかじゃない
やっぱり、私と離れることが不安なんだ。
あらためて現状を知ることは大きな一歩。
翌日からはもう一度、徒歩でついて行くことにしたけど、
ただ一つ…真横で一緒に歩くのをやめて、後ろでついて行くことにしました。
昨日の今日だけど、それは大丈夫で、楽しそうにみんなと登校する姿を見て安心。
もう少し早くこうすればよかったかも
そして、ついに自分の口から待ちに待った言葉を…
今日は下駄箱でいいよ
って言ったんです。待ち合わせ作戦は一度で中止したけど、大きく前進した!
この時期から、よくこんなことを言うようになりました。
強くなりたい
ぼくのこと、信じてね
ちょっとずつステップアップしていこうと思っていたけど、自分のペースで、ちゃんと自分と向き合っていたみたい。
私にどうこう言われるのではなく、自分で考えて前進するから、信じていてね。って。
たまに私が疲れたり余裕なくて、
いつ行けるようになるのかなぁ〜なんて呟くと、
信じてくれてないの?
って。
焦らないで、ぼくのペースで見守ってて信じてほしいってことみたい。
すごいなぁ。私なんかよりよほど強い。
にいちゃんの分離不安は決して弱さではない
そう思うと、この分離不安はあってよかったと心から思えるようになったんです。
このことがなければ、子どものこと、子育てのことで気づきたかったことに気づいてなかったかもしれないm(_ _)m
下駄箱で見送るようになってから、離れるまでの時間もどんどん短くなって、着いたらすぐにバイバイできるようになった。
きっとあと少し…本人も手応えを感じていてうれしそう。
夏休みまでに、母子登校卒業か!
そんな風に思っていたある日、振り出しに戻る事件が起こるのであーる
つづく…
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