にいちゃんのペースで少しずつ、そして確実に前進して、私もにいちゃんも母子登校卒業が見えてきたある日…
仲良しの友だちの言動で、母子登校が始まった時よりも強い不安を抱くようになる事件が起きました。
今までもその後も、その親子とはずっと仲良くしてもらっています。万が一、友だちがこのブログを見つけた時に傷ついたり、不快な思いをさせてしまってはいけないので、詳細は軽く。
そのお友だちは、にいちゃんが幼稚園に入った頃から仲が良く、親同士もお茶をする仲良しの方。
ただ、このお友だちは、手が出たり良くない言葉が出ることがあって、その矛先のほとんどがにいちゃんなんです。
一緒にいる時間も長く、にいちゃんも理解しているし、機嫌や体調が悪い時にそういう言動が多いので、入園してからしばしば続いていたけども、その子のお母さんもいつも気にかけてくれるので気にしてませんでした。
でも、今回ばかりはちょっとひどくて。暴言がにいちゃんの頑張ってる心につきささる。今回もいつものことだと流してきたけど、途中で今回は我慢できなくて、珍しくにいちゃんも当分喋らん!って感じでした。
ちょっと距離をあけていたある日、下校の時ににいちゃんのところに無言でやってきて、耳元で大きな声で奇声をあげたらしい。
謝ってくれるどころか、威嚇…
それがにいちゃん、どうしてもだめで。今まで、手が出て傷残して帰ってきたこともあったけど、そんなん気にしてなかったにいちゃんが、その耳元での奇声がどうしてもダメで。
翌日はその子を見ただけで動けなくて、何とかみんなについて歩いたけど途中でスピードも落ちたのもあって、みんなには先に行ってもらって、私たちは引き返した。
学校には行きたい。行きたいのに、不安定になってしまって行けない。
学校で泣いて私から離れなかった最初の頃とは違う泣き方で、大泣きしながら家に引き返した。
その子の家の前を通るので、たまたま洗濯を干していたママ友も私たちの姿を見て申し訳なさそうにしてた。
その後、学校にはみんなより少し遅れて何とか行きました。
翌日はいつも通りに学校へ行くことができた。でも下駄箱でバイバイができなくて、朝顔の水やりまで待つことにした。その日はたまたま先生も水やりに降りてきていて、にいちゃんが久々に泣いて離れない様子を見て声をかけてくださり、先生と教室へ。
帰りは、相変わらず人間が違うのでは?と思うぐらい元気に帰ってくるんだけど、謝ってこない友だちに不信感。
その後、たまたま高学年の子が、にいちゃんが友だちに色々言われたりやられたりしてるのを目撃してたことにより、先生が間に入ってくれる機会ができました。先生曰く、最初は一つも認めようとしなかったけど、最後は何をやったか、何を言ったか、全部認めて謝ってくれたらしい。
にいちゃんも気持ちが少し楽になり、また下駄箱でバイバイできるようになりました。
それからは、私も徒歩でついて行くことも、いもうとを家に残してにいちゃんに付き添うことも申し訳なくなってきたので、自転車の後ろにいもうとを乗せて、登校班と距離をとって自転車でついて行くことに。
いもうとがついてきてくれることがよかったのか、だんだん私たちに振り向きもしなくなり、登校班の子たちと楽しく学校へ行くようになった。
それが何日か続いて、ついに夏休み。
夏休みまでには母子登校卒業できなかった…
夏休み明けはまた振り出しに戻るんじゃないか…
その不安も拭えないまま、夏休みに入りました。
でもいざ休みに入ってしまえば、ホッとしたのか、夏休み中に親子で進化するぞ!って意気込んで過ごすことができましたよ。
夏休みの懇談でも先生に様子を教えてもらう限り、学校は最高に楽しんでいるそう(笑)
とにかく誰にでも優しいらしく、明るい。
たまに寂しくなったら、先生に後ろからピトっとひっついているみたい。
寂しい時はちゃんと甘えて、自分なりに頑張ってる
さあさ、この夏休みで私は変われるのか。
にいちゃんにはとにかく楽しい夏休みを過ごしてもらいたい!
そう思って夏休みを満喫することにしました!
つづく…
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